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春から秋に採った山菜・きのこや秋収穫した農作物などは長い冬に備えて色々工夫して保存されました。主に干したり塩漬けにしましたが、特に干して乾燥させると栄養価や甘味が増して一層美味しく食べられます。
もう一つの保存方法として極寒冷地ならではの『むろ』とよばれる貯蔵庫があります。これは各家の床下を利用したもので、大根やじゃがいも、かぼちゃ等根菜類を生のまま春まで保存しました。このように自然の環境や風土の条件をうまく利用しました。
このむろのもう一つの利用方法?として、小さい頃、悪いことをすると「むろに入れるぞ!!」と怒られました。むろの中は、暗く、ひんやりとしているので、むろは怖いものだと思っていたと記憶しています。でも、怒られる!!と思ったとき、自ら大根やじゃがいもと一緒に『むろ』に入っていたこともあります(笑)
寒ざらし大根
寒の入りになるとすぐに作ります。一番寒い時期の水は質が最も良く、柔らかな味でいつまでも腐ることなく、長期保存出来るといわれました。おそらく寒さの厳しいことが、雑菌の繁殖を抑えたためでしょうか。
寒の時期に作られた味噌や醤油、酒は「寒仕込み」と呼ばれて珍重されますが、この仕込みに欠かせないものが寒の水です。寒の水以外にも、寒のモノは身体によく、傷まないといわれました。
作り方①寒の頃、大根を輪切りにして茹でる。
②真水(流れ水)に3~4日ぐらいひたす。
③ひもなどに通し、軒下などに吊るし2ヶ月程度乾かす。
※各家庭により作り方は若干異なります。PR -
火祭りの最大の目的は「毎日を楽しくするきっかけをつくること」です。単なる観光イベントではなく、人と人、人と文化を繋ぐ、その始まりを作る事が、私たちの願いです。その想いを感じ、 -
小正月に全国各地で行われる日本の国民行事「どんど焼き」ですが、檜枝岐村では「歳の神(さいのかみ)」の名で親しまれています。去る年へ感謝を捧げ、新しい一年の無病息災を祈る、小正月の伝統の火祭りです。
神棚にお飾りしたしめ飾りやお供え物をお焚き上げして歳神様を天にお送りし、新しい一年の五穀豊穣、無病息災を願います。
この歳の神の火にあたると、病気にならないと言われてます。また、この火で餅やスルメを焼いたものを家に持ち帰り、家族で分けて食べる。そうするとその年は家内安全、無病息災で過ごすことができると伝えられています。
会場の周辺ではキャンドルが灯され、いつもとは違った幻想的な檜枝岐村の夜が楽しめました。また、会場では、甘酒やスルメ、豚汁などが振舞われ、来場された方は、冷えた身体を温め、談笑しながら、燃え盛る炎を見つめていました。